Figmaをはじめる
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Figmaを使いはじめるための手順を解説します。まずは無料プランのスターターではじめるのがよいのですが、ほかのFigmaのプランについても紹介しています。
Fimgaアカウントを作成する
Figmaをはじめるにあたって、まずはアカウントを作成しましょう。公式サイトの「サインアップ」から作成します図1。
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Figma @divend
Googleアカウントで作成することもできます。
Figmaには、Webブラウザ版とデスクトップアプリ版がありますが、どちらもすべての機能を使えるため、どちらを使ってもかまいません。また、システム要件は次のとおりです図2。
FigmaファイルのURLを開いた場合はデスクトップ版で立ち上がります。
Figmaのシステム要件
Figmaの種類 | システム要件 |
---|---|
ブラウザ版 | - Chrome 66 以上 - Firefox 78 - Safari 13 - Microsoft Edge 79以上 |
デスクトップアプリ | - Windows 8.1以上 - macOS 10.13 (macOS High Sierra) 以上 |
デスクトップアプリのダウンロードは、ダウンロードページの「デスクトップアプリ」図3から可能です。OSに応じたファイルをダウンロードし、インストールしましょう。
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Figmaのダウンロード @divend
https://www.figma.com/ja/downloads/
このページへは、ホームページから「製品」→「ダウンロード」と移動します
また、Figmaでフォントを扱う場合、Google Fontsのフォントが利用可能です。デスクトップアプリでは、自分のPCにインストール済みのフォントを利用可能ですが、ブラウザ版で同様に自PCのフォントを利用する場合は、フォントインストーラーを利用する必要があります。
ダウンロードページの「フォントインストーラー」からOSごとのインストーラーをダウンロードし、インストールしましょう。
チームを作成する
アカウントを作成したら、次は「チーム」を作成することになります。
Figmaのチームは、「組織単位で用意するFigma上の場所」と考えるとよいでしょう。チームの中に「プロジェクト」が作成でき、プロジェクトの中に「ファイル」を作成できます。
チームは、会社や組織ごとに1つ用意するとよいです。「プロジェクト」は、たとえば制作会社であれば複数の案件をこなすことになるので、それらの案件ごとに1つのプロジェクトを用意する、という使い方になります。
自分自身が参加するチームを作成しましょう。チーム名を入力します。チームのプランを選ぶ際は、無料のプランである「スターター」でかまいません図4。
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チームのプランを選ぶ @divend
また、Figmaが英語版となっている場合は日本語版にしておきましょう。
画面右下にある「?」アイコンをクリックし、「Change languages...」を選択、日本語を選び「Save」ボタンをクリックすると日本語化されます。
Figmaの料金プラン
Figmaのプランには、料金がかからない「スターター」以外に、一ヶ月あたり¥1,800($12)〜の「Figmaプロフェッショナル」、$45の「Figmaビジネス」、$75の「Figmaエンタープライズ」があります。
2023年3月時点の料金となります。Figmaプロフェッショナルでは円での支払いが可能です。
Figmaの料金図5は「Figmaプロフェッショナル」以上のプランで発生し、「編集者」権限があるメンバー1人あたりの料金となります。
料金プランと機能
プラン | 料金 | 機能 |
---|---|---|
スターター | 無料 | - 3つのFigmaファイルと3つのFigJamファイル - 個人用ファイル数無制限 |
コラボレーター数無制限
- プラグイン、ウィジェット、テンプレート
- モバイルアプリ |
| Figmaプロフェッショナル | ¥1,800($12)〜 | - Figmaファイル数無制限
- バージョン履歴数無制限
- 権限の共有
- 共有プロジェクトとプライベートプロジェクト
- チームライブラリ
- 音声での会話 |
| Figmaビジネス | $45 | プロフェッショナルのすべての機能、および次の機能
- 組織全体のライブラリ
- デザインシステムアナリティクス
- ブランチ機能とマージ機能
- ファイルの一元管理
- 管理・請求の一元化
- プライベートのプラグインとウィジェット
- シングルサインオン |
エンタープライズ、エデュケーションのプランについては料金ページからご確認ください。
https://www.figma.com/ja/pricing/
「スターター」と「Figmaプロフェッショナル」の違い
個人でFigmaを利用する際は、無料プランの「スターター」か、「Figmaプロフェッショナル」を選ぶことがほとんどでしょう。そこで、「スターター」と「Figmaプロフェッショナル」の主な違いを確認していきます図6。
本書は、無料プランのスターターであっても問題なく読み進められるようになっています。
スターターではプロジェクト数が1つまで、ファイル数は3つまで、ページ数は3つまでという制限があります。
また、Figmaには「30分ごと」の状態を保存しているバージョン履歴機能がありますが、この期間がスターターでは30日間となります。
それから、Figmaプロフェッショナルでは、音声で通話できる機能が備わっています。
スターターとFigmaプロフェッショナルの違い
機能 | スターター | Figmaプロフェッショナル |
---|---|---|
プロジェクト数 | 1つ | 無制限 |
ファイル数・ページ数 | 3つ | 無制限 |
バージョン履歴機能 | 30日間 | 無制限 |
音声通話 | なし | あり |
チームを用意する際には以上のような機能の違いを判断して、どちらのプランを選ぶのかを考えてみるとよいでしょう。